ミャンマーからの人材送り出し機関である、桜富士テクニカルアカデミイ株式会社 

 


会社概要

会社名桜富士テクニカルアカデミイ株式会社
設立2014年9月1日
所在地〒111-0033 東京都台東区花川戸2-3-11 インカビル4階
事業内容外国人材派遣業者などに対するコンサルタント業務
ミャンマー桜富士テクニカルアカデミィ(株)が提携する企業に、ミャンマーに関する情報などを提供及び各種手続きの支援する
ミャンマー進出企業へのコンサルタント業務
ミャンマー語文章の翻訳及び通訳業務

こちらにゴーウェルを通して就職していただいたのが、ミャンマー出身のキーさんです。

母国で2つの大学、日本の4年制大学を卒業された優秀なキーさんですが、日本での就職活動には苦労があったそうです。

2018年の夏に就職が決まってからは、桜富士テクニカルアカデミイ株式会社の日本事務所代表を務める愛甲さんと一緒にお仕事をされています。

ミャンマーの若者支援に情熱を傾ける愛甲さんと、駆け出しながら真摯にお仕事をされているキーさんにお話しを伺いました。

まずは愛甲さんにお話しを伺います。キーさんのお仕事ぶりはいかがですか?

(愛甲様)
書類の作成は彼に任せていて、信頼しています。人柄がよく、几帳面ですよ。営業を任せるには、まだまだ成長してもらわないといけないですが。もとはミャンマー人の女性がいたのですが、辞めてしまったため後任を探していました。

会社はどのような事業をされているのでしょうか。

(愛甲様)
技能実習生送り出しの、特に介護分野に力を入れています。日本から先生を送り、現地で無償の教育を提供しています。特定技能も始まりましたが、介護分野は教育が特に難しい。様々な問題はありますが、まだまだ技能実習生の役割も大きいと思っています。

愛甲さんはどうしてこのお仕事を始められたのですか?

(愛甲様) 
もともとは建設機械の営業マンとして64歳まで働いていました。退職したあと、受け入れ機関に友人がいたのがきっかけでミャンマーに渡りました。ちょうどそのころミャンマーが民主化して女性も技能実習生になれるようになり、縁あってこの仕事を始めました。70歳を超えているので身体がつらいこともありますが、ミャンマーの人の役に立っている実感があるので楽しんで働いています。

ミャンマーの若い人のために働きたいという気持ちが強いですね。ミャンマーの国全体が、自分の若いころの時代をみているようで。ミャンマーにはお金の感覚や社会の常識がわからず、騙されてしまう人もまだまだ多くいます。「日本には時給2000円の仕事がある」なんて甘い誘惑に誘われて、おかしな仕事に手を出してしまったり、日本は難民申請を絶対できると騙されて多額のお金を払ってしまったり。特に女性の技能実習生が逃げてしまった場合など、悲惨な目に遭ってしまうことも現実にあります。疑うことを知らない人が多いんです。そういうことをさせたくないですね。

キーさんとのコミュニケーションで気を付けていることはありますか?

(愛甲様)
ビジネスマナーなどの基本から、わかっていないことははっきりと伝えるように心掛けています。将来的には、どこにいっても通用するビジネスマンに育ててあげたいと思っています。将来はミャンマーの現地法人で経営にも携われるような。ミャンマーは宗教も仏教ですし、日本人に対して親しみを持っている人が多いです。真面目でおとなしい人が多く、ミャンマー現地の喧騒のなかでも、人がケンカしている場面を見たことが無い。でも、芯が強い人が多い印象です。日本人との親和性は高いと思います。ミャンマーの人を採用するメリットは大きいですよ。

次にミャンマー出身、キーさんにお話しを伺いました。いまはどんなお仕事をしているのですか?

(キーさん)
2018年の8月から、技能実習生サポートの仕事をしています。技能実習生が日本に来るための書類を作ったり、ミャンマー労働省から届く書類を翻訳したりしています。

仕事は、全部が楽しいです。自分が作った書類が審査に通って、実際に実習生が日本に来ることができたときがいちばん嬉しい。はじめは仕事の流れがわからず大変でしたが、先輩に教わりながら楽しく仕事ができています。

日本語はいつから勉強していたのですか?

(キーさん)

日本語の勉強を始めたのは、母国の大学で日本語学科を専攻していたとき。日本で最初に住んだのは長崎県です。ミャンマー人の先生がいる短期大学に入りましたが、そのあと東京に引っ越しをして、4年制の大学に入りました。

日本での就職活動はいかがでしたか?

(キーさん)

就職活動は、実は苦労しました。学校の就職説明会では携帯販売や不動産会社の説明を聞きました。8社ほどエントリーして、面接に進めたのは5社。でも、1次試験やSPI試験で全て不合格になってしまいました。学校の先生は日本人学生と同じように就職サイトにエントリーする方法を教えてくれましたが、なかなか上手くいきませんでした。ミャンマーに関わる求人を見つけることも難しかったです。

大学には100人以上の留学生がいましたが、そのうち4割くらいは母国に帰ってしまったイメージです。本当は日本で働きたかった友達もたくさんいます。


無事に日本での就職が決まり、本当によかったです。これからも愛甲さんの温かい指導を受けながら、お仕事頑張ってくださいね!