外国人社員が輝ける
環境づくりに心を尽くす企業
会社概要
会社名 | 株式会社イントラスト (英名:Entrust Inc.) |
代表取締役社長 | 桑原 豊 |
設立 | 2006年3月 |
本社所在地 | 東京本社 〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4 半蔵門ファーストビル2F TEL.03-5213-0250 / FAX.03-5213-0251 東京本社一番町 ANNEX 〒102-0082 東京都千代田区一番町8番地 住友不動産一番町ビル8F TEL.03-5213-0810 / FAX.0570-011-876 |
事業内容 | 保証事業 ・家賃債務保証 ・医療費用保証 ・介護費用保証 ・養育費保証 ソリューション事業 ・C&Oサービス ・Doc-onサービス ・保険デスクサービス |
研修は日本人より丁寧に実施しています。
その理由としては、当社の提供している「総合保証サービス」自体、日本独自の商習慣や法制度に合わせて発展してきたサービスのため、外国人社員にとっては理解が難しいことが挙げられます。そのため日本人以上に手厚く丁寧に仕組みを教えています。
また、メンター・メンティー制度を導入しています。外国人社員を対象とした制度です。母国を離れ日本にやってきて寂しい思いをしている外国人も少なくないと思います。また仕事上での不安や困ったことを同じグループの先輩には聞きづらいこともあると思います。そのような背景から、他グループや先に入社した外国人先輩社員がメンターとなり、話しやすく相談しやすい環境を作っています。
メンターとメンティーの面談は、入社直後は毎週、慣れてきた 3 か月目くらいからは 2 週間に 1 回、3 ヶ月目以降は月に 1 回行っています。この制度は半年間にわたって実施しています。
メンティーには、面談でメンターに話したことをレポートで提出してもらっています。その中で悩んでいるメンティーがいた時だけ、日本人の上長がサポートをする。そんな取り組みを、外国人社員受け入れを始めた当初からやっています。

マリさん
実際に入社後メンティーとしてサポートを受け、現在はメンターの立場として外国人新入社員をサポートしているマリさんの声:
メンターがいることで安心感がありました。メンターとは仕事内容だけでなく、プライベートのことも話せるような関係でした。
同じグループだと話しづらいことがあるので、他のグループのメンバーがメンターだったのがとてもよかったです。面談では、最初は「社会人になってどんな気持ち?」と素直に私の気持ちに寄り添って話を聴いてくれたり、今後のキャリアパスや不安なこと、仕事で難しいと感じていることを一緒に考えてくれたことがとても嬉しかったです。
現在メンターの立場となったマリさんが気を付けていることはどんなことですか?
メンティーのプライベートな問題も一緒に解決していくことを大切にしながらサポートしています。また、藤森部長が作成した「メンターの心得」という資料があるのですが、これはメンター全員が足並みを揃えて外国人社員を受け入れられるように作られたルールブックのようなものです。メンターによって対応の方法が違ってはいけないので、このメンターの心得に沿って話を聴くように心がけています。
また外国人社員のための「日本語フリースクール」を今月からスタートします。
皆さんにはコールセンターのポジションで活躍してもらっているのですが、日本人のお客様が不快に感じるポイントは、イントネーションや抑揚がネイテイブと異なることによる聞きづらさだと思っています。そのため、そこを少し直してあげることを目的としています。
日本語の文章を見てそれを読むことは全員出来ていると思うのですが、「発音の仕方」となると、それぞれの癖があり、これは日本語ネイティブの社員たちが教えてあげないと分からないのではと日々感じていました。そしてこの度、新しい取り組みとしてフリースクールを始めることになりました。
国によって、伸ばす音が言いづらかったり、サ行が言いづらかったり。様々な癖があるので日本語の早口言葉を取り入れたり、五十音順の表を用いて言いづらい行を何度も練習してもらったり、現在レッスンの進め方を模索中です。
終業後18時からスタートし、1時間くらいのレッスンを週に3日くらい設ける予定です。
またこのフリースクールを行なう目的はもう一つあります。
最初は契約社員からスタートするのですが、ゆくゆくは正社員として登用し、さらに活躍していただきたいと思っています。
ただ、正社員になると部署異動が発生するため、現在契約社員として限られた業務をこなす中で使っている言葉の何倍もの語彙力が必要になってきます。
日本語という言葉の理解の広さや深さが求められるので、日本語ネイティブからすると不自然なイントネーションに不快を感じる場合もあるのではないかと考えています。会社はもちろん彼らを受け入れるマインドや体制が大切ですが、本人(当事者)がネイティブに近づく努力も必要だと思っています。彼らが今後正社員になるためのハードルを少しでも下げてあげられたら良いなと思っています。
素晴らしいと思います。そして非常にありがたいシステムだと感じています。
一般的な面接だと与えられている時間はせいぜい1時間くらいが限度かと思いますが、この面接会だと半日くらい時間をかけて、じっくり候補者を見ることができます。
会場が3つのブースに分かれています。面接を行なうところが2つ、そして控室が1つ。
面接ブースでは、1カ所は真面目な仕事内容などの話をする場所として使用し、もう1カ所は候補者が安心して話せるようにフリートークを行ない、ざっくばらんな話をします。そこで彼らの日本語力を見たりしています。
そして控室はとても重要な見極めの場です。その人の人柄や性格が表れる場所なので。
この3ブースを駆使して時間をかけて、複数名の候補者と関わることができるのは、本当にありがたい機会だと感じています。そのため、間違いのない人材を採用できたのはこの面接会のおかげだと思っています。
面接官を担当する社員には、「なぜ日本で働きたいのかをよく聞いてください。」と伝えています。
日本の文化やファッション、安心安全に暮らしたいなどなんでもいいのです。ただ、お金のためだけに日本で働きたいという人は取らないようにしています。
お金じゃないなにか。これが採用の時に大切にしているポイントです。